〈part1〉国際的ロボット大会に出場するメンバーに取材させていただきました!

FIRST LEGO LEAGUE, FIRST LEGO LEAGUE Jrという大会をみなさんご存じでしょうか?

セグウェイの開発者が設立したFirst社と、ブロックでお馴染みのLEGO社が設立した学生向けの国際的ロボット競技会です。

今回は、2月に東京工業大学にて行われた日本大会で入賞し、世界大会への切符を手に入れた2チーム、TSKY神龍に取材をさせていただきました。

まずはpart1としてFIRST LEGO LEAGUEに出場するTSKYについて紹介させていただきます。

 

 

―FIRST LEGO LEAGUE―

世界最大規模の国際的ロボット競技会。9歳~16歳(小4~高1)が参加できます。

1998年にFirst社とLEGO社によって設立され、現在世界98か国で行われていて、約4000チームもあるそうです!(2020.3.17現在)

日本では2004年から大会が開催されています。毎年12月に地方大会が行われ、東日本、西日本、九州の各大会で選ばれた上位チームが日本大会に出場できます。

今年度の日本大会は、2020年2月16日(日)に東京工業大学大岡山キャンパスにて行われました。地方大会から勝ち進んだ36チームで戦い、上位チームは世界各地で行われる世界大会に出場することができます。

写真左から
清水 大睦くん、川合 真端くん、服部 大河くん、西野 颯汰くん、川合 武者くん、永田 結大くん、横井 美有さん、西野 孝汰くん

 

今回取材をさせていただいたのは、長久手市で発足し、現在は清須市内で活動しているTSKY(タスキ)というチームです。

小学5年生から中学2年生の10名のメンバーで、日々研究や練習をしています。現在中学2年生の初期メンバーが小学5年生の時にチーム結成、今年で5年目になります。

TSKYは2月の日本大会で見事8位に入賞し、アメリカ合衆国のアーカンソー州で行われる世界大会への切符を手にしました!また、今年は名古屋でも世界大会が行われる予定で、各地方予選で優勝のチームに出場権が得られましたが、TSKYは西日本大会で見事優勝、この世界大会への出場権も得る事が出来ました!(各世界大会は残念ながら中止となりました)

今回、大会で実際に使用したロボットやパネルを見せていただきました♪

今年度のテーマは“City Shaper”.

街づくりでの課題を自分たちで見つけ、課題の解決策を考え、大会ではLEGOを使って解決策を審査員にプレゼンテーションします。TSKYは、愛知県の交通事故が多いことを疑問に思い、どういう条件での事故が多いのか、それはなぜなのか、豊田市役所に訪問しお話を伺ってきたそうです。

プロジェクト担当の清水くんは、交差点やT字路での車×歩行者・自転車の事故が多いこと、交差点などに取り付けられているカーブミラーにも死角があることを知り、センサーを付けて「歩行者や自転車が近づいている」ことを車に知らせる案を考えました。

LEGOで再現したT字路には超音波センサーが取り付けてあり、歩行者や自転車がT字路に近づくとランプが赤く光ります。

小・中学生でこんなアイデアを思いつき、その模型を製作するなんて…驚きです!!

大会では、プレゼンテーションの他に、ロボットを使った競技もあります。町を模した「フィールドマット」の上で、自分たちで製作・プログラミングしたロボットを使用し大会共通の課題をクリアしていきます。

例えば「木の上に家を乗せてツリーハウスを作る」「コウモリを木にぶら下げる」「ドローンを橋の軸にかける」という3つの課題があります。

ロボット担当である服部くんと西野くんは、この3つの課題を何と一度に解決するロボットを製作しました。空気圧を使用してロボットのパーツが動くということ。実際に再現してもらいましたが、一度の操作で3つの課題が順番に解決されていく様…中学生が考えたとは思えないような構造に驚きしかありませんでした。

「ロボット製作」「プログラミング」というと、筆者にとっては遠い世界のお話、とてもとても簡単には出来ないことだと思っていますが、今やそれを小学生や中学生が楽しんで行う時代なんですね!!

「プログラミングやロボット製作、難しいと思うけれど、どうやって学んでいるの?」

とリーダーの川合くんに質問すると、

「過去に大会に出場してきた先輩に聞いたり、本を読んで調べたり、YouTubeで世界中のチームが発信しているアイデアを参考にさせてもらっています」

との返答をいただきました。

例えば先生に教えてもらったとおりにやるような受け身の姿勢ではなく、自ら積極的に探究していく姿勢にも感心しましたし、何よりロボットについて説明してくれる姿が真剣で楽しそうで輝いていました!

チーム紹介のパネルには、市役所を訪問した様子、ワークショップを開いてLEGOの楽しさを伝えている姿、他チームとの技術交流会の様子、企業の経営者を前に活動を紹介する姿などの写真が貼ってありました。

ロボットを作る、プログラミングをする、だけにとどまらず、社会に出て様々な方との交流を持つことで、競技の枠を超えて活躍しているんですね。

TSKYのメンバーは名前入りのおそろいTシャツを着てきてくれました。チーム一丸となって、これからも社会の役に立つようなアイデアを具現化していっていただきたいです♪

尚、各世界大会は、今年コロナウイルス流行のため中止となりました。みんな楽しみに一生懸命準備をしてきただけにとても残念ですが、

また来年度の世界大会に向けて頑張ってください!

 

FIRST LEGO LEAGUE Jr.に出場する神龍に取材をさせていただいた〈part2〉はこちら

TSKY、神龍の活動についてはFacebookInstagramも是非ご覧ください。

 

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参考:NPO法人青少年科学技術振興会 https://firstjapan.jp/

   FIRST LEGO LEAGUE http://www.firstlegoleague.org/